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今、フランスのパリに滞在していますが、そのホテルで手にした朝日新聞に2008年春の主要100社採用計画調査のデータが掲載されていました。
新卒採用にあたって重視している点は?
という問いに対して、突出して多かったのが、
「コミュニケーション能力」(80社)
だったようです。
このデータから、最近の学生はコミュニケーションが上手くないということの裏返しなのか、企業も組織力向上のためにコミュニケーション重視の姿勢になっているのかという部分の真意はわかりませんが、ビジネスコミュニケーションの基本的な考え方は、知っていた方がよいのではないかと感じます。
それに続くのが、
「行動力」(54社)
「熱意」(36社)
「人柄」(33社)
「協調性」(25社)
ということのようです。
これらの視点で面接を重ねて、学生の資質を見極めるというのが企業の人事担当者の考え方なのでしょう。
その中で、面接時の質問として、
「学生時代に一番注力したことは?」
「ここ2〜3年であげた成果とプロセスは?」
などの、学生時代に熱中したこと、目標達成のためにどのようなプロセスをとったのか?などを聞いているようです。
これは、就職して仕事をはじめた際に非常に重要な視点になり、仕事に集中することができるのか?ということもそうですが、仕事で成果を出すために、その成果を達成するためにシンプルな思考でプロセス(経路)を選定して、行動につなげることができるかどうかを見ています。
企業の中には、「交渉力」なども見ている場合もあるようですが、これはコミュニケーションと一緒で、交渉も相手の思考を理解できないとビジネスで活用できるレベルまで到達できません。
学生までは、自分が好きな人たちと、自分たちで理解できる範囲の話をすればよかったのですが、ビジネスの世界は相手基軸で相手の理解できる、相手の好む話題でコミュニケーションを行う必要があります。また、交渉というのは勝ち負けをはっきりさせるものではなく、お互いが提供できる価値を出し合って、その利益配分を行うものです。
それらのことをできる人材かどうか?を、今の採用活動だけで判断できるのかどうかということには、私は大きな疑問を感じています。
実際に仕事をやらせてみるなどをしないと、気配りや即座の判断などの能力は判断できません。
学生NPO活動の支援などを通じて、学生のスクール事業支援やインターンシップ支援を行っていると、その学生の資質については見えてきます。
その活動に協賛いただいている企業の人事担当者の方々とも話をしますが、学生の活動に協賛して、その中で人材の選定を行うのが優秀な人材を確保するためには一番確実ではないかと考えています。
インターンシップなどでは、事務所や店舗の掃除などを学生にさせるのが一番わかりやすいと言われる方もいらっしゃいます。
掃除は、そこを利用する人たちの気持ちを理解できないと、何を重点に整理・整頓すればよいのかわかりません。
また、掃除というと仕事じゃないという意識があるのか真剣にやらない学生もます。ただ、周囲に気持ちよくサービスを提供するという仕事の一番重要な視点を持っているかどうかを判断するには、一番適しています。
学生の皆さんも、仕事の表面的な部分だけでなく本質的な部分で重要なことを理解できれば、企業側が期待していること、採用面接などで聞いている質問の本質などが見えるかもしれません。
何よりも、学生の皆さんが会社に入って活躍してくれるということが一番重要なことなので、先輩社員の方々が喜んでくれる行動とは?ということから考えて、それをお客さまに置き換えて、お客さまが喜んでくれる行動とは?ということ考えることができるようになれば、仕事でも成果につながっていきます。
面接に通ることが目的ではなく、相手が何を求めていることを理解して、そのようなことができるような人間になるということに主眼を置くことが重要ではないかと思っています。
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