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尾本 晃史

尾本 晃史 Blog
ひとこと ナレッジネットワーク株式会社の価値向上Grで、映像制作などを担当しています。コンテンツ制作の話を提供できるよう、頑張ります!
名前(HN) 尾本 晃史
所属 全国 サポーター
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うたう、うたわない

こんにちは、ナレッジネットワークの尾本です。

今日は、アナウンスについてお話します。ナレーターやリポーターによって、表現の幅は様々ですが、主観的か客観的かの違いで、大きく表現が変わってきます。

通常は、視聴者を引き込み、考えさせ、感情を揺さぶりたいため、声のトーンやボリュームなどを感情の変化に合わせて、上げたり下げたりします。たとえば、「ありがとう」という言葉でも、感謝の気持ちを表現したくて、トーンを上げたり、語尾をのばしたりします。

一方、声のトーンやボリュームの変化を極力減らすことで、言葉の脚色を防ぐことがあります。気持ちが入っていない「ありがとう」では、トーンも低く、リズムの変化もありません。すーっと、音が消えていきます。こうすることで、それ以上でも、以下でもない事実としての情報を表現します。

この2つの方法を業界の言葉で、「うたう」、「うたわない」と呼ぶそうです。直接指示されたことは、ありませんがこのようなお話をお聞きしました。

「うたわない」ように、と指示された場合は、客観的な立場で、自分の意見を反映しないように、視聴者に伝えなければいけません。NHKの報道アナウンスでは、視聴者に誤解を与えないよう、事実だけが伝わるようにするのです。

一方、ある有名なキャスターを売り物にしている民放の報道では、思いっきり「うたう」ことで、視聴者に共感してもらい、その効果を視聴率につなげるという技術を使います。
気がつかないうちに、「うたう」キャスターに同調し、冷静な判断ができなくなっているかもしれません。思考が止まり、他人の考えが、自分の考えのように勘違いしてしまった時は、NHKと民放を見比べて、偏った思考をリセットすることができます。

嘘だぁ〜と思っているなら、ぜひ一度試してください。報道の内容だけでなく、話し手の「うたう」、「うたわない」を意識することで、NHKと民放、さらに、民放同士での表現の違いが見えてきますよ。
右か左かということも、見えてきます。

 
Posted by 尾本 晃史 2008.07.28 20:31:32 |
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コメント

尾本さん

「うたう」、「うたわない」のちがいはよく分かります!

ラジオでニュース原稿と天気予報を読んでいるのですが、政治・事件などのニュースは「うたわない」読み方で、明るい話題のニュースや天気予報は「うたう」読み方を心がけています。

NHKの徹底された「うたわない」原稿読みは、報道の原点だという方は大勢いらっしゃいますが、私もそう思います。
Posted by 野田 小百合 at 2008.08.09 03:04:45
野田さん
コメントありがとうございます。

すでに、実践されているのですね。素晴らしいことです。日米の違いに、アンカーとしての役割があるかないかというのが、あります。日本では、個人の意見を言わず、責任者の意向や全体の流れに従いますが、アメリカでは、発言者として、編集権を持ち、意見を述べることが必要となります。日本ではその機会が少ないため、考えることを忘れがちになります。
しかし、それではいけません。考えのない話し手には、魅力を感じないものです。先日、櫻井よしこさんの見解を番組で拝見しましたが、とても上品な言い回しで、しっかりとした考えを示していらっしゃいました。

「とんでもないことでございます」などのような正しく美しい日本語を身につけながら、考えのある話し手になって欲しいと思います。どんどん素敵になる野田さんを応援します。
Posted by 尾本 晃史 at 2008.08.11 20:27:19

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