報道による影響範囲
こんにちは、ナレッジネットワークの尾本です。
オリンピック開催によって注目された中国。良くも悪くも色々な情報が私たちに伝わりました。リテラシーの違いによって幾つかの誤解もあるようです。オリンピックのオープニングで打ち上げられた「足跡花火」は、あれほど精密に、そして一定間隔の花火であれば、おそらくCGであると予測できます。それは、演出の範囲であり、グルメ番組でおいしいと答えるレポーターやダイエット番組での個人の感想や映画の中の殺人シーンと何ら変わりません。
私たちの場合は、煙の立ち方や当日の風向きに対する花火の向きなど、どこまでが本物の花火で、どれがCGであるかを見分けるのは、ちょっとしたゲームとなります。そして、全ての演出を見たうえで、感動したり、つまらないと感じるのです。
皆さんも無意識ながらもそういった判断をしていると思います。愛想笑いをしたレポーターが美味しいと答えても、それが本当に美味しいのか?疑いますし、深夜のあやしいダイエット健康食品であれば、本当なのか?と疑問を抱くと思います。それでも、演出されたTV番組と理解した上で、行動をしているのではないでしょうか?
極論になってしまいますが、納豆を食べるだけでダイエットできるという番組放映の翌日に、スーパーで納豆が売り切れているという現象は、視聴者のリテラシーが低いとしかいいようがありません。
目に見えるすべてのものを疑いなく信じてよいのでしょうか?スポンサーがいて成り立つ放映だとすれば、ビジネス上の問題も含んで放映されています。演出されることは、当然なのです。
映像制作は、全てが分業で、それぞれのプロに発言権や編集権があります。監督であれば、ネタばらしはしたくないため、どれが本物か偽物かをあえて説明しません。しかし、視聴者が誤解したり、関係者にいやな思いをさせそうな時には、編集が、手を加えます。グルメ番組でも、過剰に演出することで、それがきっかけとなり、倒産してしまうこともあります。それを加味して、編集では、時間の調整をして、印象を浅くしたり、深くしたりするのです。
オリンピックのオープニングでは、少女の替え歌問題もありましたが、あの歌声の少女は、一度も紹介されなかったことで、非常に落ち込んでいるそうです。それもそのはず。歌は、歌い手と作り手の両方がいなければ成立しないのに、無視され、隠されたのですから。
編集では、そういった関係者が不快にならないような配慮もします。この場合は、ナレーションや字幕説明によって、誰も傷つけることなく処理できたかと思います。
映像は、色々な演出ができる反面、誤解を招きやすいです。だからこそ、何を伝え、どう考えてほしいのか?を常に考え、演出側の都合ばかりにならないようにすることがとても大事なことなのです。
Posted by 尾本 晃史 2008.08.25 15:31:59
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コメント
映像は音と違って目にはっきりと分かる点でいいものだとは思いますが、一つ間違ってしまうとそれがしっかりと記憶に残ってしまうため大変になってきますよね。
話は変わるのですが、映像というか動画に関してお伺いしたいことがあるので、是非今度お話を伺いたいです。
不明点などあれば、気軽に話しかけて下さいね。
少しでも参考になることがあれば、私もとても嬉しいです。