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<<《サポーター》その他>>われわれは何をこの世に遺して逝こうか。金か?事業か?思想か?
川添です。内村鑑三著『後世への最大遺物』のレビューです。

これは政治家という夢破れた知人が先日薦めてくれた一冊です。
内村鑑三は、キリスト教思想家・文学者・伝道者・聖書学者であり、福音主義信仰に基づく日本独自のいわゆる無教会主義を唱えた人物です。著書としては『代表的日本人』が有名です。
本書は明治27年夏期学校における講演録であり、
「普通の人間にとって実践可能な人生の真の生き方とは何か」という深いある意味哲学的な問いをもって、いかに生きるべきかを熱っぽく説いています。
そして内村氏は「われわれは後世に何を遺していけるのか」というさらなる問いを突きつけます。
これには内村氏に一つの結論があります。
「われわれは何をこの世に遺して逝こうか。金か。事業か。思想か。…何人にも遺し得る最大遺物―それは高尚なる生涯である」。
後世のためになるようなお金や事業や思想は、残すことがなかなか難しいですが、「勇ましい高尚なる生涯」であれば、誰にでも残せることができると書かれています。
要は人のためでも自分ためでも、全力で困難に立ち向かい生き抜いた様は、後世のためになると同氏はいいたいのでしょう。
周りにメンター(師)がいないと嘆かれている方は、本書を読めば書物もメンターになりうるということが理解できるかもしれません。
私も後世にも誇れるような「高尚なる生涯」を紡ぎ続けていきたいと思います。
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