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<<《サポーター》その他>>コピペはもういい!「思考停止の危機」を食い止めるためにも読んでおくべき一冊
川添です。今回は、細谷功著 『地頭力を鍛える』のレビューです。

「日本中に信号機は全部でいくつあるか?」
これは、九州学生ネットワークWAN主催の就活イベント「CANPASS→」で、当社の原田が講師をした際に参加された学生の方々に出題した問題です。たしか前々回のCANPASS→だったと記憶しています。
この問題に対し、いくつかに分かれたグループで(最初は見当も付かないといった様子でしたが)、それぞれ喧々諤々と議論、その後考え出した答えを各自発表という流れで、中には正解に近い回答も複数あったようです。
ただし原田も言っていましたが、社会に出て本当に大切なことは問題の正解を当てることではなく、答えを出すまでの「プロセス」にあり、どのような考え方や発想で答えを導き出したかということです。
このようなつかみどころのない物理量を短時間で概算することを「フェルミ推定」といい、そのあたりの詳しい説明と重要性が本書には書かれてあります。
本書によれば、俗に言われる「頭のよさ」には三種類あるそうです。
第一は、「物知り」であること。
第二は、「機転が利く」ということ。
第三は、「地頭がいい」ということ。
※それぞれの特徴は下記比較表を参照されたし
<3つの知的能力の比較>

著者である細谷功氏は、これからの時代に必要な「考える力」のベースとなる知的能力を「地頭力」と定義するとともに、その地頭力を鍛えるための具体的ツールとしてフェルミ推定を挙げています。
外資系企業やコンサルティング企業の一部では、このフェルミ推定が採用面接試験で用いられるそうです。
その一番の理由は上述のとおり、「正解がない」(あるいはあったとしても出題者自身も知らないことが多い)ことで解答者には純粋に考える「プロセス」を問い、そこで本来の思考力や発想力の力量を量ることができるからだそうです。
本書は、最近幾度となく読み返しています。読むほどに奥深さを感じます。単に「地頭力」についてのうんちくだけでなく、なぜ地頭力が重要であるかという背景や意義を、事例や図解を用いてわかりやすく書かれてあります。
インターネットの普及によりもたらされた「思考停止の危機」を食い止めるためにも読んでおくべきおすすめの一冊です。
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コメント
私もCANPASS→スクールが行われる前に、
CANPASS→スクール受講生が行う問題に対して、
自分も頭をフル回転させて問題に挑戦しました。
感想としては、「おもしろかったです」
また、CANPASS→スクールを通して感じたことは、
・プロセスが明確であり複雑に考えたからと言って、
それがよい考えとは限らない。
(人に理解されるものでなければ、あまり意味がない気が
しました。)
・プロセスが重要だとしても、まったく知識がなければ、
問題は解決できないなということ。
・人の観点が異なり、そこから派生するプロセス・答え(結論)も
違うなということ。
以上のことや、川添さんの記事から推定すると、
様々なことに興味・関心を持ち、基本知識をもって
普段から、一つの問題に関して、様々な観点から
問題に取り組むことで、
様々な答え・推定が行える。
そして、たくさんのプロセスで考えられることができるように
なれば、他者が考えることが読めるようになり、
川添さんが挙げてらっしゃった、3つの頭のよさのうちの
「機転が利く」という点も鍛えられるのではないかと
ふと思いました。
ただ、人間の考えは、「きまぐれ」や「体調」も思考プロセスに
大きく影響するため、例えば、一人の人間の「一日の行動」を、今までの行動パターンや言動で、フェルミ推定して、こんな動きをとるだろうと推定するのは、よっぽど観察してないかぎり正確に推定するのは難しいなとも思いました。
コメントありがとうございます。
中村さんの言われるように「他者が考えることが読める」ようになると人の気持ちが理解できて、人間関係もうまくいくのでしょうね。