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川添です。
前回のエントリーの続きです。
大橋氏が著書『満足社会をデザインする第3のモノサシ』にて、最後の締めくくりとして紹介していた南方熊楠氏の言葉。この言葉に触れたとき、徳島県上勝町の葉っぱビジネス(いろどり)を思い起こしました。
ご存知の方も多いかと思いますが、人口が約2,000人で、四国の中ではもっとも人口が少ない町とされる徳島県上勝町では、高級料亭の料理などで使用される『彩り』(旬な植物などを用いた飾り)を地元の高齢者が収穫しています。第三セクターの(株)いろどりがそれを出荷し、その全国シェアは70%を占めています。
そもそも上勝町は、高齢化比率では県内で一位といいます。しかしながら寝たきりの方が一桁台と非常に元気な町でもあります。そんな上勝町が「町を何とかしよう」いう思いから、広大な山林に恵まれた自然を生かし、彩(いろどり)の収穫、出荷する葉っぱビジネスで元気な町づくりに成功をしました。
「今は景色なんて、なんの儲けになるかと思っているかもしれないが、それが今にいちばんの貴重品になる時代がやってくる。」
今から少なくとも67年以上も前に南方氏が遺した言葉ですが、今まさに景色をいろどる葉っぱや植物が価値を持つようになりました。
私は数年前にこの上勝町のまちおこしの事例をNHKで初めて知り、地域資源をうまく活用することで、少ない資金でもお金に換えることができ、かつ町を元気にすることがもできるのかと関心を抱いていました。
大橋氏は前述の著書の中で、「持続可能な日本」へのシナリオを描くためのいくつかのポイントを提示しています。しかし「地域」という切り口、とりわけ「地域の振興や活性化」であったり「地域から地域への伝播」といったことについては触れられていませんでした。
私個人としては、この「地域から日本を変えていく」ことがもっとも効果があり、しかも皆がハッピーになれる方法だと思います。
日本は地域の集合体であり、そこに住む個々人が地域を成しています。住人の気持ちの持ち様、つまりやる気次第で地域を元気にすることは十分に可能だと思います。上勝町のように参考にすべきモデルケースは沢山あります。
まとめると、地域資源のすばらしさを後世に伝え遺していこうとする努力と、上勝町をはじめ「レモングラス」や「がばいばあちゃん」の武雄市などの取組み事例に倣い、本気で変えていこうとする地域住民の姿勢が「日本の持続可能性」を向上させることにつながっていく。そのような思いをあらためて強くしました。
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