<<《サポーター》その他>>社会を変えることを仕事にする
川添です。
今日NHKにて、「社会起業家の挑戦」と題した番組が放映されていました。
行政や企業の力に頼らず、自ら起業することで解決に挑む社会起業家について、その発想やビジネスプランが、日本の未来をどう切り開くのかを考えるというのが番組の主旨です。
同番組の中で、外国人のための賃貸住宅入居サポート業を事業とする株式会社座游が、取組み事例として紹介されていました。この会社の代表である川田利典さんは23歳の若者です。情報誌、『Newsweek日本版』の「世界の社会起業家100人」にも選ばれたといいます。
川田さんはかつて不動産屋でバイトしてたとき、日本に住む外国人が借りる物件は、数が少ない上にその住環境は悪いものが多い現実に矛盾を感じたのがきっかけで、この問題を解決するために、外国人の部屋探しを行い、家主側へのサポートも行うという事業を始めました。
同社は、今年1月のサービス開始以来、約300件の貸主(不動産会社含む)、約500人の外国人入居者が利用しているそうです。番組の中で、大手不動産の会社が、当人含むわずか社員2人の川田さんの会社に事業提携の相談をしているシーンなどはとても印象的でした。
その番組のコメンテーターとして、多摩大学大学院教授であり、社会起業家フォーラムの代表でもある田坂広志氏が出演されていました。
田坂氏は、社会起業家の強み、特長を次のように述べられていました。
・自身の原体験や実体験から始まるビジネスが多い
⇒自ら問題に直面しているために「何とかしよう」という思いが強い
・働きがいや生きがいといった目に見えない報酬が得られる
・ボランティアなど無償で事業を支える協力者が多い
⇒思いが強いため、それが共感を生み賛同しやすい
また田坂氏は、今後の社会起業家という存在が、ゆくゆく社会を大きく変えていくようなムーブメントになっていくと話していました。
通常の営利ビジネスであれば、顧客の囲い込みや市場シェアを高めていくといった展開になる。しかし一方の社会起業家の場合は、「他の地域でも」という動きになり、その事業ノウハウを解放し、学びあいながら全国レベルでのムーブメントが起こるだろうといいます。
とくにこれから社会に出る若い世代の方々が、働く意義をどのようにとらえるかは、当然ながら当人の自由だと思います。
ですが少なくとも私は、社会起業家の存在とそれによって得られる報酬はどのようなものか、またそれを選択肢とすることの可能性を教育の現場やフォーラムなどの啓発の場を通じて発信し、知る機会、学ぶ機会を増やしていくことが重要で、それがムーブメントへの第一歩だと思います。
社会を変えることを働く意義と感じる方は、顕在的にも潜在的にもまだまだたくさんいると思います。
今回、川田さんの社会に役立つことで事業として成り立たせていく姿、奮闘ぶりを目にして勇気が沸いてきました。また自分自身に対する未知の可能性を感じさせてくれました。
Posted by 川添 祐樹 2008.04.14 22:02:34
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