<<《サポーター》その他>>なぜ社員同士で協力できないのか
川添です。
現代新書の 『不機嫌な職場 〜なぜ社員同士で協力できないのか〜』を読みました。

本書では、協力しあえる組織に変えていく方法を「役割構造」「評判情報」「インセンティブ」という三つの切り口で解説しています。
お互いがタコツボに入り込んでしまうような状況をつくりだす。その上で根源的な感情、すなわち感謝や認知を通じた効力感というインセンティブが働くようにする。一つひとつの取組みが、こうした連鎖を生み出したとき、協力し合える組織へと変わっていくことができる。
理屈ではわかっていても、実際にはこのような取組みは一石一夕でできるものではありません。たとえば、トップダウンで強引にルール化したとしても、社員の間に「そもそもなぜそうするのか?」という理由や目的への理解があり、また「それを実践していこう」というマインドが変わらない限り、協力し合える組織作りというのは到底無理なお話だと思います。
とはいえ、ただなんとなく指を加えて自分の業務だけを黙々と行っているようでは、いずれ多くの人が疲弊し、場としての魅力を失うことにつながると本書では、警鐘を鳴らしています。
著者は具体的な協力し合える組織へと変わっていくために必要なことをいくつか挙げています。
●起きていることを客観視する
●お互いの感情をシェアする
くわしい内容は本書にゆずりますが、少なくとも自分よがりであったり、主観的な思い込みがあると仕事は円滑には進まないと思います。
実際に今日、そのような状況がありました。
ある案件が、自分の中では「うまく進められるだろうという」と頭の中で思いつつ、気が付くとまったくイメージが浮かんでこないという事態となりました。
よくよく考えてみると、勘やこれまでの経験則という曖昧なモノサシで判断していたことが原因でした。結果、何人かのメンバーに助けていただき何とか見通しをつけることができました。反省です。
今回はまさに周りのメンバーが、「起きていることを客観視」し、私が困っているという「感情をシェア」できたがゆえにうまくまとめることができたのだと思います。感謝です。
本書をさらに読み進めていく上で、次の一文に胸を打たれました。
人の根っこにある感情は、そう壊れてはいない。困った人がいたら助けたい。少なくとも周囲で心や体が壊れる人を見て、それが良いことだと思う人はまずいない。
これが人間が本来持っている善の心というものでしょうか。
であれば協力し合える組織作りのために、人を助ける、人に自分から協力するという行為を、皆が素晴らしいと思える風土、雰囲気を意図的につくり、共有していく必要があるということに改めて気付かされました。
Posted by 川添 祐樹 2008.06.24 23:30:32
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