NPO法人学生ネットワークWANは “これから「時代がどう動くか」で 組織の方向性を決める団体”である~理事長インタビューPart1~

こんにちは。広報担当の米澤です。
今回は、WANの理事長であり、学生のNPO活動を15年間支援している森戸裕一氏にインタビューを行いました!

“学生主体のNPOであるWANの価値”
そして、
“学生時代に磨いておくべき必須のスキルは何か”
について森戸理事長から伺いました。

 【森戸裕一】NPO法人学生ネットワークWAN 理事長
・全国で企業の情報化支援、人材採用・育成支援、ビジネスプロデュースなどを行う。
・ビジネスと人材育成に「IT」を組み合わせるという新たな切り口を提供する。
・企業経営、コンサルティングの傍ら、セミナー講師も務める。これまでの講演実績は3000回以上。
・2017年3月、「シェアリングエコノミー伝道師」に任命される。
・ナレッジネットワーク株式会社 代表取締役社長
・一般社団法人日本中小企業情報化支援協議会 代表理事
・一般財団法人ネットショップ能力認定機構 事務局長
・ビジップ株式会社 代表取締役社長
・PORTO株式会社 代表取締役社長
・サイバー大学 教授

WANの活動って、これから「時代がどう動くか」で組織の方向性を決めるんです。

WAN設立のきっかけ

(米澤)まず、WANが出来たきっかけとその当時の時代背景を教えてください。
(森戸理事長)経済産業省の起業家育成プロジェクトを九州でも行うことになったのがきっかけです。
2003年、経済産業省は、「ドリームゲート」という起業家育成プロジェクトを始めました。
そのとき、「九州での起業家支援プロジェクトを手伝ってくれる人はいないか?」という呼びかけがあり、私の会社で北部九州を引き受けることになりました。

そしてちょうどその頃、東京で長期インターンシップをしていた学生(WAN創業代表 須佐氏、福岡出身)から「九州の大学に戻ってからも長期インターンを継続したいので、森戸さんの会社で1年間インターンシップできませんか?」という連絡が入りました。

その当時は、長期インターンシップを受け入れている企業は東京でも珍しい上に、須佐くんは既に東京の企業から内定をもらっているのに、「将来は起業したい!」「学生のうちに会社をつくっておきたい!」と言ってきたんです。

そこで、須佐くんに立ち上げてもらったのが、NPO法人学生ネットワークWANになります。
一般企業ではなく、NPO法人を設立した理由としては、一般企業を設立すると、就職した瞬間にせっかくつくった会社が休眠することになるからです。
彼には、学生時代につくった法人を創業代表(須佐くん)が卒業した後も事業継続するためにつくるのはNPOにしてはどうかとアドバイスしました。

現役大学生が創業代表として立ち上げたWANですが、設立当初の組織の事業は、現在取り組んでいる地方創生事業ではありません。
当時は起業ブームが巻き起こっていたので、最初の事業の方向性は「(学生の)起業家支援」でした。

そういう意味では、WANはこれからの時代の変化に対して、学生がどのように学び行動すべきなのかを継続して考えている組織とも言えます。

学生のキャリア支援へとシフト

ー今は「学生起業」というのは珍しくないように感じますが、当時は少なかったのですか?

起業する学生は少ないわけではありませんでしたが、そのような学生は、ビットバレーの活動やドットコムバブルの流れにのって学生のうちに起業した経営者(ロールモデル)が身近にいた東京のベンチャー生態系の中での話だったように記憶しています。

そのような時代背景の中、WANはドリームゲートのプロジェクトを通して学生起業家育成支援を九州で行っていました。
ただ、当時の九州(今も?)は、かなり保守的で「起業する学生を応援しよう!」という雰囲気や土壌はありませんでした。
くわえて起業セミナーなどに来る学生も「おっ!起業するの?」って質問には「まさか!(しませんよ)(笑)」という感じでした。

ですから、地方都市(東京以外の都市)では起業家育成ではなく、次世代人材育成をすべきではないかと考え始めました。
そこで2005年から始めたのがCAN→PASS(キャンパス)というキャリアセミナーです。

ーそこから学生のキャリア育成支援に活動がシフトしていったのですね。

そうですね。
CAN→PASSは、「PASSできる」という意味を込めた、学生がもつ先入観(ハードル)を超えるためのキャリアセミナーになりますし、先入観を打破するためのイベントなどもたくさん企画・実施していました。

たとえば、海外の大学に留学する日本の学生が減少している課題に対して、どうやったら日本の学生が海外に目を向けるかをオーストラリア領事館の方と一緒に考えながらイベントを企画・実施し、高評価をもらったこともありますね。

また、「留学生だべり場」という企画では、海外に留学している学生にネット経由で連絡をとり、時差も考えながらスカイプでつないでUstreamで対談配信をするなどを行っていました。
当時から学生の発想力と行動力はすごいと思っていました。

就活を自ら創ろうという想いで合同説明会を作った

そんな中、WANに所属する創業期の学生も就活を行う時期になりました。
就活生なら当然、就活解禁日には合同説明会に行かなきゃいけないという空気があります。
しかし、合同説明会から帰ってくると、みんな口をそろえて「行ってもあまり意味がなかった」と言っていたんです。

じゃあ、意味がある就職説明会ってどういうものなの?目の前のものを否定するのは簡単だけど、(合同説明会での体験を)意味あるものをつくるっていうヒントにすればいいんじゃない?」という話になりました。

それならWANの力で意味のある合同企業説明会をつくろうということで「学生がつくる学生のための合同会社説明会〜BIZPASS〜」を始めました。
学生自らが話を聞いてみたい(出展してもらいたい)企業に営業に行き、イベントのコンセプトを説明して出展してもらい、大手採用支援会社と同じレベルの集客ができるかということにチャレンジしていました。

このように、「そんなことをやっても意味ない」と考えて思考停止になりがちな学生に対して、「じゃあどうすればいいの?」という思考と行動の軸をつくる支援をWANでは行っています。
今も昔も変わらないですが、WANは学生(自分)の壁をのりこえるチャレンジをしています。

今回は、WANの設立のきっかけとこれまでの活動について話していただきました!
次回Part2では、WANが現在行っている活動「地方創生」について、お話しいただきます!

WAN16期スタッフ募集中!!

社会に価値を提供する成功体験を積みたい!というみなさん、一緒にWANの活動にチャレンジしませんか?

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