どっちゃん祭りの催し~女神輿~

引き続き、伊万里出張の報告を兼ねた、
レポートです!

本日のレポートは、伊万里に夏本番を告げる
どっちゃん祭り」の中でも
華となるであろう、「女神輿」についてです!

今年のどっちゃん祭りは、昨年の雨天中止により、
2年ぶりの開催となったようです。

 

女神輿②
<女神輿のクライマックス>

 

そもそも、「どっちゃん祭り」とは??


ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、
どっちゃん祭り」は江戸時代に、
焼き物の積み出し港として栄えた伊万里湾の
かつての賑わいぶりを女神輿、
市民総踊りなどで再現した祭りです。陶磁文化の継承と
地域の産業振興を目指した、女性が主役の夏祭り
です。

ステージではライブやダンスが披露され、
伊万里太鼓の演舞も楽しむことが出来ます。
ブラスバンドのパレードや、フリーマーケットや物産展も
同時に開催されます。

 

「どっちゃん」の由来とは??

 

どっちゃんとは“どっちへ”という意味で、江戸時代に
全国から集まった商人が、伊万里商人のもてなしを受けに行こうかと、
「どっちゃん(どっちに)行こうか」と嬉しい悲鳴を
上げたということが祭りの名前の由来とされています。

 

「どっちゃん祭り」の目玉、女神輿とは??

 

祭りの目玉となる女みこしでは、
さらしに法被姿の女性たちが勇壮な掛け声と共に
御輿を組み合い、祭りを華やかに盛り上げます。

女みこしの担ぎ手達は、地元の高校生以上の女性から集められます。
伊万里太鼓の迫力ある演奏と共に登場すると、
祭りで一番の盛り上がりを見せます。
約50人のあでやかな法被姿の女性達が2基のみこしを
かち合わせて競います。担ぎ手の法被を着て
神輿を担ぐ迫力ある姿は華やかで魅力的です。

そのクライマックスを見るために、多くの人が
メインステージのある広場へ集まります。
クライマックスを見るためだけに人々が集まってくるほどです。

「そーれ、そーれ!」という声かけとともに
メインステージのある広場付近まで1人を神輿に乗せたまま、
神輿をかせぎ、そしてクライマックスの、女性たちが
神輿をぶつけ合い、「わっせ、わっせ!」という掛け声とともに
神輿を掲げる勇ましい姿は、非常に迫力があります。

 

 

私たちNPO法人学生ネットワークWANのスタッフ4名は、
伊万里市の皆さんのご厚意により、突然だったにも関わらず、
どっちゃん祭りの華型である女神輿に
参加させていただくことになり、当日神輿を担ぐ皆さんと
ご一緒させていただきました。

スタッフそれぞれ、事前に動画等でどっちゃん祭りの
予習はしていましたが、想像以上に神輿の重さはずっしりとしており、
神輿を担ぎながらみんなで声を合わせ、そして
ステップを合わせるのは大変でした。

神輿のメンバーとして担がせてくださっただけでなく、
福岡からわざわざ来たということで
他にもたくさんよくしていただきました。

伊万里市の方々は、来年もぜひ参加してほしいといってくださり、
来年も参加できればと思っています。

ぜひ、みなさん、一緒に伝統のある女神輿の
メンバーの一員になって神輿を担ぐ貴重な経験をしてみてはいかがでしょう?
そして、どっちゃん祭りを機会に、伊万里の街を
探索してみてはいかがでしょう?

実際に足を運ばなければ、感じることのできない、
伊万里の方々の人の好さ、伊万里ならではの空気感や特徴を
味わってみてください!!