【ミライロしごと図鑑】株式会社カムラック

次世代を担う学生が、福岡という枠組みに囚われずに面白い取り組みに挑戦する企業を取材し、福岡商工会議所の会報誌「福岡商工会議所NEWS」の記事を作成する企画「ミライロしごと図鑑」。

本メディアでは会報誌にはおさまらなかった写真、インタビューを通して学生が得た気づき
を紹介します。

3回目となる今回(会報誌6月号)は、株式会社カムラックさんを取材しました!

今月の取材先:株式会社 カムラックとは?

障がい者の雇用増大、障がい者の自立支援を目的に、ホームページ制作業務、アプリケーションやシステムのテスター業務などを行う障がい者支援事業所。障がい者の皆さんの働く場や将来を切り開くべく、これからの時代に対応した職場環境創りに取り組んでいる。

今回取材に協力して頂いた方)株式会社カムラック 代表取締役 賀村 研さん


学生インタビュアーの感想

今回のインタビューに参加した大熊葵月君(九州大学2年生)
インタビューという形式で賀村さんから貴重なお話をしていただきました。今考えてみると、会社の社長さんから直接お話を伺うという経験自体が初めてでした。

その中で一番印象に残っているのは、社会を体系的に捉えていらっしゃるということです。労働人口は減っていくのに、やらなければならないことは増えていく一方。そのため、働くことができる人を増やす必要がある。障がい者の方が働けるようになることはその問題を解決する1つの方法だとおっしゃっていたからです。
お話を伺う前は、働き手のない障がい者の方に仕事をあげるという慈善活動の一環と捉えていました。しかし、実際にお話を伺い、実際に障がい者の方が働いているオフィスを拝見させていただき、そうではないことに気づきました。MacのデスクトップでHTMLやCSSを使ってWebサイトをコーティングしていたり、デザイン設計をしていたり、それぞれの方がパソコンに向かってそれぞれの仕事に集中していました。受動的に教えられたことをやるのではなく、能動的に自分たちで働かれていました。

賀村さんは、その方たちが「自分自身で壁を越えてくれた」ことに感謝している、とおっしゃっていました。ITという分野で活躍されている賀村さんの視座の高さに感銘を受けました。

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WANメンバー八田鈴菜さん(西南学院大学4年生)
私は、大学で社会福祉を学んでおり、実習や見学で福岡の障がい者さんの働く事業所はいくつか訪れたことがあります。事業所というと、焼き菓子やお弁当の製造・販売などを行う活動が一般的です。その上、生産活動から利益を結びつけることは難しい、というのが実際です。ですから、ITという特殊な事業を行いつつ、確実に利益を生み出しているカムラックさんには驚きました。

しかし一番驚いたのは、賀村さんはもともとIT業界でさまざまなキャリアを積まれた方で、福祉を学んでこられたわけではない、ということです。ITという1つの道を進み続けた経験があってはじめて新たな道を開拓することができたのです。これは賀村さんにしかできないビジネスだと感じました。

また、カムラックさんは障害を抱えたメンバーさんの就労支援事業だけでなく「みんなの困ったを解決する事業」を行っています。インタビューでは、「する仕事と、しなくていい仕事」という言葉を繰り返しおっしゃっていました。例えば、カムラックさんは芸能関係のお仕事もしています。毎週アイドルのライブやイベントがひっきりなしに行われるため、運営側の社員は、自身の持っている仕事に加え、グッズの発注や在庫確認、生写真の編集に追われることになります。しかしそれは本来、運営がするべきことではありません。そこでカムラックさんではそれらの仕事を請け負うことで、運営側が企画や営業などの本来「するべき仕事」だけに集中できるような体制づくりをしているのです。

皆さんも仕事がいつの間にか溜まっていたという経験はありませんか?そのようなときは自分の仕事を、「自分がすべき仕事」と「自分がする必要のない仕事」の2通りに分けてみてください。すると、自分がどこに携わるべきなのかがはっきりしてくるはずです。選択し、必要なものをピックアップする大切さを知っている賀村さんだから、思いつくビジネスなのかもしれません。

(メンバーさんが手掛けたイラスト)

(作成した広告が新聞に掲載)

(事業所の様子)
(複数のパソコンを駆使し、プログラミング中)

賀村社長、ありがとうございました!

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